口語訳聖書, マルコによる福音書, チャプター 15. is available here: https://www.bible.promo/chapters.php?id=10972&pid=43&tid=2&bid=81
Holy Bible project logo icon
FREE OFF-line Bible for Android Get Bible on Google Play QR Code Android Bible

Holy Bible
for Android

is a powerful Bible Reader which has possibility to download different versions of Bible to your Android device.

Bible Verses
for Android

Bible verses includes the best bible quotes in more than 35 languages

Pear Bible KJV
for Android

is an amazing mobile version of King James Bible that will help you to read this excellent book in any place you want.

Pear Bible BBE
for Android

is an amazing mobile version of Bible in Basic English that will help you to read this excellent book in any place you want.

Pear Bible ASV
for Android

is an amazing mobile version of American Standard Version Bible that will help you to read this excellent book in any place you want.

BIBLE VERSIONS / 口語訳聖書 / 新約聖書 / マルコによる福音書

口語訳聖書 - Colloquial Japanese - Kougo-yaku, 1954/1955

マタイによる福音書 マルコによる福音書 ルカによる福音書

チャプター 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16

1 夜が明けるとすぐ、祭司長たちは長老、律法学者たち、および全議会と協議をこらした末、イエスを縛って引き出し、ピラトに渡した。

2 ピラトはイエスに尋ねた、「あなたがユダヤ人の王であるか」。イエスは、「そのとおりである」とお答えになった。

3 そこで祭司長たちは、イエスのことをいろいろと訴えた。

4 ピラトはもう一度イエスに尋ねた、「何も答えないのか。見よ、あなたに対してあんなにまで次々に訴えているではないか」。

5 しかし、イエスはピラトが不思議に思うほどに、もう何もお答えにならなかった。

6 さて、祭のたびごとに、ピラトは人々が願い出る囚人ひとりを、ゆるしてやることにしていた。

7 ここに、暴動を起し人殺しをしてつながれていた暴徒の中に、バラバという者がいた。

8 群衆が押しかけてきて、いつものとおりにしてほしいと要求しはじめたので、

9 ピラトは彼らにむかって、「おまえたちはユダヤ人の王をゆるしてもらいたいのか」と言った。

10 それは、祭司長たちがイエスを引きわたしたのは、ねたみのためであることが、ピラトにわかっていたからである。

11 しかし祭司長たちは、バラバの方をゆるしてもらうように、群衆を煽動した。

12 そこでピラトはまた彼らに言った、「それでは、おまえたちがユダヤ人の王と呼んでいるあの人は、どうしたらよいか」。

13 彼らは、また叫んだ、「十字架につけよ」。

14 ピラトは言った、「あの人は、いったい、どんな悪事をしたのか」。すると、彼らは一そう激しく叫んで、「十字架につけよ」と言った。

15 それで、ピラトは群衆を満足させようと思って、バラバをゆるしてやり、イエスをむち打ったのち、十字架につけるために引きわたした。

16 兵士たちはイエスを、邸宅、すなわち総督官邸の内に連れて行き、全部隊を呼び集めた。

17 そしてイエスに紫の衣を着せ、いばらの冠を編んでかぶらせ、

18 「ユダヤ人の王、ばんざい」と言って敬礼をしはじめた。

19 また、葦の棒でその頭をたたき、つばきをかけ、ひざまずいて拝んだりした。

マルコによる福音書 15:19 - Jesus Crowned With Thorns
Jesus Crowned With Thorns
20 こうして、イエスを嘲弄したあげく、紫の衣をはぎとり、元の上着を着せた。それから、彼らはイエスを十字架につけるために引き出した。

21 そこへ、アレキサンデルとルポスとの父シモンというクレネ人が、郊外からきて通りかかったので、人々はイエスの十字架を無理に負わせた。

22 そしてイエスをゴルゴタ、その意味は、されこうべ、という所に連れて行った。

23 そしてイエスに、没薬をまぜたぶどう酒をさし出したが、お受けにならなかった。

24 それから、イエスを十字架につけた。そしてくじを引いて、だれが何を取るかを定めたうえ、イエスの着物を分けた。

25 イエスを十字架につけたのは、朝の九時ごろであった。

26 イエスの罪状書きには「ユダヤ人の王」と、しるしてあった。

27 また、イエスと共にふたりの強盗を、ひとりを右に、ひとりを左に、十字架につけた。〔

28 こうして「彼は罪人たちのひとりに数えられた」と書いてある言葉が成就したのである。〕

29 そこを通りかかった者たちは、頭を振りながら、イエスをののしって言った、「ああ、神殿を打ちこわして三日のうちに建てる者よ、

30 十字架からおりてきて自分を救え」。

31 祭司長たちも同じように、律法学者たちと一緒になって、かわるがわる嘲弄して言った、「他人を救ったが、自分自身を救うことができない。

32 イスラエルの王キリスト、いま十字架からおりてみるがよい。それを見たら信じよう」。また、一緒に十字架につけられた者たちも、イエスをののしった。

33 昼の十二時になると、全地は暗くなって、三時に及んだ。

34 そして三時に、イエスは大声で、「エロイ、エロイ、ラマ、サバクタニ」と叫ばれた。それは「わが神、わが神、どうしてわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

35 すると、そばに立っていたある人々が、これを聞いて言った、「そら、エリヤを呼んでいる」。

36 ひとりの人が走って行き、海綿に酢いぶどう酒を含ませて葦の棒につけ、イエスに飲ませようとして言った、「待て、エリヤが彼をおろしに来るかどうか、見ていよう」。

37 イエスは声高く叫んで、ついに息をひきとられた。

38 そのとき、神殿の幕が上から下まで真二つに裂けた。

39 イエスにむかって立っていた百卒長は、このようにして息をひきとられたのを見て言った、「まことに、この人は神の子であった」。

40 また、遠くの方から見ている女たちもいた。その中には、マグダラのマリヤ、小ヤコブとヨセとの母マリヤ、またサロメがいた。

41 彼らはイエスがガリラヤにおられたとき、そのあとに従って仕えた女たちであった。なおそのほか、イエスと共にエルサレムに上ってきた多くの女たちもいた。

42 さて、すでに夕がたになったが、その日は準備の日、すなわち安息日の前日であったので、

43 アリマタヤのヨセフが大胆にもピラトの所へ行き、イエスのからだの引取りかたを願った。彼は地位の高い議員であって、彼自身、神の国を待ち望んでいる人であった。

44 ピラトは、イエスがもはや死んでしまったのかと不審に思い、百卒長を呼んで、もう死んだのかと尋ねた。

45 そして、百卒長から確かめた上、死体をヨセフに渡した。

46 そこで、ヨセフは亜麻布を買い求め、イエスをとりおろして、その亜麻布に包み、岩を掘って造った墓に納め、墓の入口に石をころがしておいた。

47 マグダラのマリヤとヨセの母マリヤとは、イエスが納められた場所を見とどけた。

<< ← Prev Top Next → >>